洗濯機周辺の水漏れは、その水漏れ箇所さえ特定できれば比較的誰にでも修理することが可能です。
ですが、簡単に直せるがゆえに、悪質な水道業者からすれば、なるべく儲けを大きくするために、水漏れ原因と直接関係ない部品までも交換させようとしてきますので、注意が必要です。
そんな悪質業者に騙されないためには、洗濯機の水漏れに対する知識を少しでも身に着けておくことが肝要です。
さて、洗濯機から「水漏れしているな」と感じた場合、まず最初に調べるべきところは決まっています。
洗濯機の水漏れ原因の多くは、主に3か所に絞られます。
- 洗濯用水栓(蛇口)
- 給水ホース
- 排水ホース
この3か所の水漏れについてだけ知っているだけでも自己修理が可能かどうかくらいは判断がつくようになります。
以下、詳しくご説明していきます。
この記事は、洗濯機の水漏れで悩んでおり、自己修理か業者を呼ぶか、または買い替えようか迷っている方にとって有益な情報です。
意外と簡単な洗濯機の水漏れ原因調べ方 悪質業者に騙されないために
洗濯機本体の水漏れ
上述しました通り、洗濯機の水漏れ原因は主に3か所で、これを修理あるいは交換することによってほとんど直すことが可能です。
しかし、この3か所ではなく、洗濯機本体の水漏れである場合、元水道業だった経験から率直に言うと、修理できる水道業者はほとんどいません。
中には洗濯機本体に関する知識を持っていて「直せますよ」という水道業者もいますが、基本的には洗濯機メーカーが修理を請け負いますので、下手に触れさせない方が得策です。
修理費用もメーカーの方が安い場合がほとんどです。
水道業者にお願いする場合は、あくまで今からご説明する水漏れ原因3か所のトラブルである時だけということを覚えておいて下さい。
繰り返しますが、洗濯機本体のトラブルは全て洗濯機メーカーに任せてください、特にドラム式洗濯機の場合はメーカーさんでなければ直せません。
水漏れ原因3か所
洗濯用水栓(蛇口)
洗濯機に使用している水栓は、様々な形態がありますが、ごく一般的な水栓を例にしてみると、以下の画像のように水漏れしやすい場所というものがあります。
原因は経年劣化によるものが多いのですが、使用年数が10年前後の水栓は要注意です。
水栓から水漏れしている時は、パッキン交換や水栓自体の交換が必要です。
水栓の詳しい修理方法は⇒止水栓で水を止めた後は自分で水漏れ修理 ①簡単に蛇口をなおす方法
最近の洗濯機で使用されている水栓は、上記ようなホーム水栓はほとんど見られなくなりました。
今は、洗濯用水栓が主流です。
上の画像は自動止水付き洗濯用水栓です。
万が一、給水ホースが外れてしまっても、自動で止水されるので、階下漏水などのトラブルを防ぐことができます。
買い替えを検討されている方は参考にしてみてください。
給水ホース
洗濯用の給水ホースは水栓蛇口から洗濯機へ水を通しているホースです。
これも経年劣化などが原因で水漏れを起こすことがあります。
ますは、ホースの先端の金属部を調べてみましょう。
長年、通水しているとホースがねじれて摩耗し、穴が開くことがあります。
そして、洗濯機につないであるナット部分から水漏れしている場合は、ナットのパッキンが切れている可能性が高いです。
いずれにせよ、しっかり止水した後に一度ホースを外して点検してみてください。
給水ホースの水漏れ箇所がわからない場合は、ホースを交換してしまいましょう。
それほど高額でなく、ホームセンターなどでも購入できます。
※給水ホースの注意点
給水ホースは水栓によって元口(ホースの先端部分)を使い分ける必要があります。
洗濯用水栓ではない普通の蛇口の吐水口には、ビス止め口金を使用しなくてはいけません。
ただ、最近はほとんど見かけなくなりました。
排水ホース
最後に排水ホースの水漏れです。
排水ホースが原因の場合、多くはやはり穴あきですが、排水溝にさしてあるホースが抜けている場合もあります。
「やけに洗濯パンに水が溜まるな」と感じたら、上記の2点をまず疑ってください。
排水ホースは交換が必要なことも多いのですが、洗濯水栓や給水ホースと違い、自分で交換することはおすすめしません。
排水ホースの取付場所と接続方法が、洗濯機メーカーによって多少の違いがあるからです。
排水ホース交換は、すでに洗濯機メーカーさんの領域と認識して早めにメーカーさんを呼びましょう。
最後に
洗濯機の水漏れ原因は、これまでご説明してきた3か所であることがほとんどです。
まずは、ご自分でこれらを調べ、交換できるところはホームセンターなどで新しいものを買ってきて取り換えましょう。
洗濯水栓の交換は難しいですが、給水ホースなら簡単にできるはずです。
どうしても無理な場合は、水道業者を呼ぶべきですが、洗濯機本体の水漏れの場合はメーカーさんを呼ぶこと、これを忘れないでください。
コメント